ヤナーチェク音楽アカデミーの音楽学部が、ヤナーチェク音楽祭の観客に向け学生作曲プログラムを送るのは今回で既に3回目です。ここでは、1つに興味深い学生の芸術活動を、もう1つにコンサート来場者が普通は知りえない各専門分野を取り巻く環境を、通常あまりなじみのない形で紹介します。これによって観客は若い芸術家たちのパフォーマンスを耳にするだけでなく、学部の様々な場所を少しずつ訪問し、目にします(ヤナーチェク音楽アカデミーのコンサートホールにはじまり、授業用の舞台、そして普通見学対象にならないような場所、学校の廊下なども例外ではありません)。この催し全体を準備したのはオペラ監督部門の学生で、他の専門の学生たちとの協力でコンサートを上演します-敢えて言うなら-「音楽芸術の対話型展示」とでもいえるものです。
モニカ・ホラー